皆さんこんにちはJam’sです。
本日は「薬屋のひとりごと」のOPでもあるミセスグリーンアップルの「クスシキ」を歌詞考察していきたいと思います。
<本日のラインナップ>
楽曲テーマ
「今世を超え来世でも変わらない愛」
前半
「今世について」
後半
「来世について」
【切なすぎる最新曲】夜の太陽の正体とは クスシキ Mrs. GREEN APPLE 歌詞考察
大森元貴のコメント
日本のみならず、海外でも愛されている『薬屋のひとりごと』と、今回このようなご縁をいただきとても光栄です。僕たちの持っているもので作品に何を注げるのかを考え、『クスシキ』という楽曲を制作いたしました。
“薬”の語源になっている“奇し(くすし)”という古語から『クスシキ』というタイトルを決めました。人の助けにもなり、そして毒にもなり得る薬。もともとは「神秘的な」、「摩訶不思議な」という意味を持つということからヒントを得て、メロディー・歌詞ともに世界観を広げていきました。僕たちらしいバンドサウンドの中に、『薬屋』らしいオリエンタルな雰囲気をメロディーや楽器にも取り入れ、Mrs. GREEN APPLEとしても新たな挑戦をしています。“今世を超え来世でも変わらない愛”をテーマとして書いたので、
目まぐるしく展開していく曲ではありますが、ぜひ物語と合わせて一行一行楽しんでいただけるとうれしいです。この先の物語もますます盛り上がっていきますので、ぜひ楽曲とともに楽しんでいただきたいです。

この赤線のところが歌詞考察のカギだね
歌詞考察
クスシキのテーマはもっくんも行っていた通り
“今世を超え来世でも変わらない愛”

Cメロの歌詞を見ると未来的な表現になっているからCメロ以前を”今世”について書いててこれ以降を来世についてかいているのかな?
<Cメロ歌詞>
めくれば次の章 石になった貴方の歌を
口ずさんで歩こう ひとりじゃないって笑おう
分厚めの次の本 病になった私の歌を
口ずさんで歩こう ひとりの夜を歩こう
今世について
貴方を想うが生きづらい世の中で自分を押し殺してしまう
<私を象徴する歌詞>
「奉仕だこうしたいとかより こうして欲しいが聞きたい」(求められたい)
「また呑んだ言葉が芽を出して 身体の中にずっと残れば」
「正直になれない私は」
「貴方をまた想う 今世も」
このような歌詞は今までの楽曲でも表現されていた歌詞かもしれませんね

クスシキには「貴方」、「あなた」、「馬鹿」、「彼奴」など人称を表す言葉が沢山出てきます。

「貴方」は特別な人を表していそうだけど、そのほかの呼び方は現代を象徴する人々への皮肉な呼び方なのかもしれないね
<この世の人々を象徴する歌詞>
「偽っている彼奴は天に堕ちていった」
⇒「彼奴はどうも皆に愛されてたらしい」
「馬鹿に言わせりゃこの世は極楽だ」
⇒「素直になれるあの子にきっと 色々と遅れては奪われる」
など
極楽がマイナス的に歌われていたり、天には”昇る”はずなのに“堕ちる”と表現されているのが特徴ですよね
矢印後の歌詞の様にマイナス的な表現で表されている人たちがおいしい思いをしている様子が歌われています。

そんなこの人たちの世界を
「奇しき術から転じたまほろば」
って皮肉を言っているのかもね
「奇術」=人間の錯覚や思い込みを利用し、実際には合理的な原理を用いてあたかも「実現不可能なこと」が起きているかのように見せかける芸能
「まほろば」=理想郷
つまり・・・アウフヘーベンの歌詞にもある通り「僕たちの住む世界は「歪んでいて綺麗なもの」でした」と通ずるところがあるかもしれません

だからそんな人たちを「あなた」とひとくくりにして
「「あなたが居る」 それだけで今日も 生きる傷みを思い知らされる」
と言う歌詞をかいたのかな?
~番外編~
クスシキの特徴的な歌詞
「愛してるとごめんねの差ってまるで月と太陽ね」
「愛してると大好きの差ってまるで月と月面ね」
にたいする考察は以下の記事で取り上げています!ここでは主に歌詞だけではなくMVやカバーアートなどの考察をしています!ぜひご覧ください
来世について
そんな世の中でも貴方を想う
Cメロ
めくれば次の章 石になった貴方の歌を
口ずさんで歩こう ひとりじゃないって笑おう
分厚めの次の本 病になった私の歌を
口ずさんで歩こう ひとりの夜を歩こう
貴方の歌は一人じゃないって笑うのに、私の歌は一人であると歩いている、、、


分厚めの本ってケセラセラ風に言うと「悲劇の図鑑」にあたるのかな?
<ラスサビ>
愛してるよ ごめんね じゃあね
まるで夜の太陽ね
クスシキ時間の流れで
大切を見つけた魂も
貴方をまた想う 来世も


「じゃあね」ってあるから日が沈んで、相手(月)を輝かせるために、消えていく儚い様子を感じるね


「じゃあね」から時間の有限性も感じるよね
1番
「また明日会えるからいいやって
何一つ学びやしない魂も」
ラスサビ
「クスシキ(神秘的な)時間の流れで
大切を見つけた魂も」
まとめ
“今世を超え来世でも変わらない愛”
と言うテーマでした。
皮肉的な歌詞も含まれていましたが今世でも来世でもどんな世の中であろうと温かいもの、愛、大切なものは絶対に必要だしなくなることはないということを表現したかったのではないかなと個人的には感じました。
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