Attitude
2番Aメロ
どうにか眠れる様に
眠れるように目を瞑る
ただ白馬に跨る僕
似合わぬ僕。
でも満悦。
”どうにか眠れるように”=どうにか理想の世界になるようという意味がこめられていて自分の思いや考えをどうか真っ直ぐに伝えたい
その思いが100%伝わったときはじめて大森君の我儘(楽曲政策)が終わるのかもしれません。
しかし、そのためには、白馬に跨った王子様のように見ためを奇麗にして整った姿でないと思いが多くの人に届くことはない
だからこそ伝えたい思いをキャッチーなメロディーでコーティングする、奇麗なジャケット写真を用意してカッコいいいMVを制作する
しかし、そうやって作品を作り歌うことに対して心のどこかには自分の性には合っていないなと感じているかもしれません。
でもなんだかんだ満足げな自分もちらついている、そんな葛藤の中を主人公の大森君は生きているのです。
2番Bメロ
「腐ってなんかはいない」
この世は腐ってなんかは居ない。
そんなことだけでも
何処かで報われた気がして
過ごせています。
この世界に生きていれば嫌なこと、辛いことにもぶつかるかもしれない
もしかしたらこの理不尽な世の中を憎んだりするのかもしれない
それでもこの世界にはまだまだ美しい部分だってたくさんあるんだと
もっと光のある部分にも焦点を当ててみるとこの世界もまだまだ捨てたもんじゃないんだと
主人公大森君は追う強く信じて生きているのだと思います。
そう、信じることで今まで歌を歌い続けてきた自分を少しでも肯定できるような気がしてるんです
2番サビ
益々生きにくい日々慣れれず削りながら
真面目にも今日もね
明日を信じて歯をくいしばるのが
At,Ti,Tude
あなたはアーティスト中毒
産み落とした子たちは
私のそう、心臓
どれだけ心の声を歌い続けても益々生きにくい世界になっていく現実に心削られる毎日
それでも明日はもっといい世界が来るんだと信じて歯を食いしばる日々そうやって歌い続けるのが大森君の生き方なんです
”産み落とした子たち”=これまでにミセスが発表してきた作品のこと
それは偽りのない大森君(ミセス)の魂の声であり心臓とも言えるほどに大森元貴という人間のすべてが詰まっているんです
Cメロ(前半)
夢から目覚めて魔法はね
いつか解けるの
しがみ付く事なく
誰かとね 愛し愛され死にたいの
どれだけ理想を思い描いていてもいつかは現実を受け入れなければいけない時が来るということに気づいている大森君
その時は素直に受け入れようといっているんです。
そして誰かと心から愛し愛されて死んでい行きたいんだと歌われています。
何処までも理想的でありながら何処までも現実的であるのが大森君の在り方なのかもしれません。
Cメロ(後半)
エゴイズム、軽快なリズム
エゴイズム、ご機嫌取らずに済む
パシフィズム、リベラリズム
ペシミズム、ヒューマニズム
太陽が不意になくなって
一人ぼっちになったなら貴方を追う
この世の中には本当にいろいろな人たちが思い思いに生きています。
例えば自己中心的な態度をとるエゴイスト、暴力を否定するパシフィスト
個人の意見を尊重するリベラリスト、人間性を第一に尊重するヒューマニストなど。
人間はいろいろな思想や考え方をまたがりながら生きている生き物であってその生き方に正解も不正解もありません。
しかしそんな世界で生きる人達もたった一つだけ共通するものがあるんです。
それこそが「孤独を嫌い愛を求める心」これこそが誰しもに共通する不変の真理なのだと
だからもし僕の命の火が消えて孤独になってしまったらその寂しさを埋めるために誰かを追い求めるだろうと歌っている。
ラスサビ(前半)
「弱い人ばっかいます」
この世は弱い人ばっか居ます。
平気なふりをして隠れてるはきっと。
この世界には、弱い人ばっかいるんだと改めて繰り返し歌われます。
強そうに見えてるあの人も、かっこよく見えるあの人も、実は心の奥には弱さを抱えている人間なんだと
弱いのは自分一人だけではないんだとばれない様に気づかれないように平気なふりをしているだけで
本当は心の奥で孤独や恐怖に怯えている人達はたくさんいるはずなんだと
そう思うと自分の悩みや苦しみが軽くなるかもしれません。
そんな事実に気づいてほしいなと大森君は歌うんです。
この歌詞に勇気づけられるんだよねー
ラスサビ(後半)
「腐ってなんかはいない」
この世は腐ってなんかは居ない。
どうかそんな歌を歌わせてよ
ずっと
書き綴られた歌は
私のそう、遺言
この世界はまだまだ捨てたもんじゃないんだと本気で信じられる世の中であってほしい
それが大森君の心からの願いであり遺言なんだと
最後の人フレーズからは大森君の覚悟と魂の叫びが感じられます。
<まとめ>
今回はMrs.GREEN APPLEのAttitudeの歌詞考察をしていきました。
大森君の見ている世界そしてその世界で抱える心の葛藤がリアルに描かれた一曲でした
この曲の歌詞を紐解く前と後ではミセスの別楽曲に対する理解も驚くほどに深まっているかもしれません
今回の内容は私の考えたものになるので参考の一つになればいいなとうれしいです。
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